期待の女性シンガーSTOMPiを、ピアニカ前田・石井マサユキ・清水光一が支える、アコースティック・スウィングの最年長ニューカマー登場!

 『デビューアルバムに佳作あり』とは、個人的な思い。1stアルバム「STOMPi and Swing Labo」もその思いに連なる1枚。
スイング・ジャズ研究所と称するバンドの結成から今に至るまでの、人知れず重ねてきた研究と実験の賜物?とはいえ、その成果である音楽は、軽快、無垢、新奇。「スイング・ジャズとは何か」などと、苦心する研究所ではないようだ。
デビュー当初からライブ会場にしているのは、前田が永く暮らす東京郊外の小さな街 ”国立” の酒場。ライブステージのMCで、ピアニカ前田は自らを所長と称し、メンバーは部長や優秀な研究員である、と紹介するのは、前田らしいユーモアとして、ギターの石井マサユキ、ウッドベースの清水光一の愛すべき演奏は、このバンドの快調なハーモニーとリズムをキープしている。
谷殿明良、小島麻由美、ハッチハッチェル、ゲストの三人もバンドの音となって溶け込み、佳きアンサンブルを聴かせてくれる。彼等は古き良き時代のそれではなく、あくまでもこの時代のスイングを希求しているようだ。
青春ジャズ・ピアニストの修業時代から、ベーシストの松永孝義とジャズクラブで演奏していた頃、ピラニアンズ、松竹谷清等々の活動を通して音楽を育んできた前田が新しいバンドを結成したのだから、「今一番やりたいこと」がここに在るのだろうと思う。その要因のひとつは、ボーカル・ウクレレのストンピを見出したこと。
ある日、前田から「ストンピは、松竹谷清から歌を学びたい、と言っている」と聞いたことがある。ライブでキレのいいウクレレを弾き、歌いながら、タップダンスをさりげなく披露するストンピは、青空を映す水たまりで跳ねる子供のように活きる。
初めてライブを観た時から、「STOMPi and Swing Labo」は世界の街や村に響く音楽だ、と思っている。

2017年6月 こだま和文

STOMPi and Swing Labo / STOMPi and Swing Labo
NGCA-1058 / ¥2,381(+tax) / 2017.09.20 In Store
Released by NGMR / IDEAL MUSIC LLC.

01. THEM THERE EYES
02. ビキディキダー・ビキディキドゥー
03. あの雲に乗ろう
04. IS YOU IS OR IS YOU AIN’T MY BABY
05. もうそこに夏がいる
06. 謝罪
07. STOMPIN’ TAP FLASH
08. ストンプマーチ
09. 君の姿が見えた
10. 旅マイナー
11. 旅マイナー studio session ver.

STOMPi Vocal, Ukulele & Tap
ピアニカ前田 Pianica & Persussions
石井マサユキ Guitar
清水光一 Wood Bass

[Guest Musician]
谷殿明良 Trumpet & Pianica
ハッチハッチェル Fiddle, Chorus
小島麻由美 Chorus

期待の女性シンガーSTOMPiを支えるのは、ニューカマーというにはあまりにも強力なミュージシャンが集ったスーパーバンド。
メンバーは、ピラニアンズの活動で知られ、世界を見渡しても鍵盤ハーモニカの音色表現においては比類ないピアニカ前田、TICAやThe Changのほか、近年ではCHEMISTRYほかのバンマスとしても大活躍のギタリスト・石井マサユキ、日本全国をライブで飛び回り、ストリート感溢れる活動を続けるモアリズムからウッドベース・清水”エスパー”光一。
更にはジャズトランペッターとして自身の活動をしつつ、なぜかピアニカ前田の門下生として鍵盤ハーモニカの音色にも日々研鑽を忘れない谷殿明良がサポート参加。レコーディングではフィドル&コーラスでハッチハッチェル、コーラスには小島麻由美も参加!
STOMPiのポップで小気味よくスウィングするボーカルはもちろん、2台の鍵盤ハーモニカによる、ビッグバンドの花形ホーンセクションのようなアプローチも聴きどころ満載の1枚。
書き下ろし9曲に、JAZZの名曲、Louis Jordan「IS YOU IS OR IS YOU AIN’T MY BABY」、Maceo Pinkard「THEM THERE EYES」のカバーを含む全11曲、全曲新録で収録。ゲストミュージシャンには谷殿明良に加え、コーラスに小島麻由美、フィドルにハッチハッチェルも参加!