ソレカラ『水彩とパンドル』
【ALBUM】水彩とパンドル
Aztec Camera meets 井上陽水 或いは Crowded House in 下北沢。
洋のポップネスを我が国の流儀で美しく塗り替える正統派が我々の目の前に。
こういうバンドを僕達は待っていました。
【石田ショーキチ】
ソレカラの1stフルアルバム『水彩とパンドル』が完成した。
プロデューサーはMOTORWORKS / Scudelia Electro / ex. Spiral Life 、そしてスピッツやCOCCOのプロデュースも手がける石田ショーキチ。オルタナティブ、エレクトロニックサウンド、ブリティッシュポップを規範とした徹底的な美メロ主義を貫く石田ショーキチのサウンドワークはソレカラとの相性抜群。トッド・ラングレンばりに作曲・トラックメイクからエンジニアリングまで全てを手がける石田氏と共に、プリ・プロダクションから実に半年以上をかけて、その叙情的でメランコリックな世界観、奥行きのある演奏と美しいメロディ・コーラスワークに至るまで、余すところ無く磨き上げて来た。
ミニアルバム『優しい嘘に疲れたら』から約3年、満を持して発表される1stフルアルバム『水彩とパンドル』が描き出すのは、増長する自我と他人と繋がることへの希求が、相容れない水と油のような葛藤として渦巻く思春期そのもの。叙情溢れる筆致で切り取った10篇のものがたりを通して、思春期の葛藤によって混ぜ合わされた水と油はやがて渾然一体となり、青年は大人になっていく。そこにあるのは人生の一時期を懐かしむノスタルジーではなく、人間としての美意識であり、悩みを抱えながらも懸命に生きる全ての人の、過去・現在・未来を讃える人生讃歌である。
アルバムのテーマを凝縮したジャケットのイラストは、実際に水と油の画材を用いてVo佐々木が描いている。
※パンドル:油彩用の溶剤
収録曲
# | Title |
---|---|
1 | 渚行き |
2 | 前を向く |
3 | 流れ星 |
4 | 雨に唄えば |
5 | 春の夜 |
6 | 春夏秋冬 |
7 | そんなあなたが好き |
8 | 颱風少年 |
9 | Love is over |
10 | 名前のない花 (album ver.) |
RECORDING MUSICIANS
Produced, Recorded and Mixed by 石田ショーキチArragned by ソレカラ and 石田ショーキチ
All Songs Written by 佐々木基之
Except Tr07「そんなあなたが好き」Written by 中澤星児
Additional Musicians
石田ショーキチ / Programming on Tr01, E.Guitar on Tr08
スナヅカケイ / Piano on Tr.10
ソレカラ プロフィール
佐々木基之 Vocal / E.Guitar / A.Guitar
中澤星児 E.Guitar / Vocal / Chorus
田畑奏 E.Bass / Chorus
萩原弘之 Drums / Chorus
2011年結成。叙情的でメランコリックな世界観を、奥行きのある演奏と美しいメロディ・コーラスワークで表現する。同年3月、1stミニアルバム『優しい嘘に疲れたら』をリリース。優しさと憂鬱に彩られた思春期を鮮やかに描いた代表曲「髪」が好評を博す。2012年、2ndミニアルバム『Hello! Hello! Hello!』をリリース。同年、自主企画イベント「つづれおり」シリーズをスタート。精力的なライブ活動でバンドの劇的なスキルアップを果たす。2014年、プロデュースに石田ショーキチ氏を迎え、ついに1stフルアルバムを制作開始。更に磨きをかけられた珠玉の10曲は12月3日発売予定。