阿南亮子 NHK WORKS
音楽:阿南亮子
阿南亮子 NHK WORKS 音楽:阿南亮子
NHKで活躍する作曲家にスポットを当て、番組の枠を超えて楽曲をセレクトするNHK WORKSシリーズに作曲家・阿南亮子が登場。
NHKプレミアムドラマ『昨夜のカレー、明日のパン』(2014)
NHK新春スペシャルドラマ 『富士ファミリー』(2016)
二つのドラマを優しく彩った、作曲家・阿南亮子による音楽作品集。
収録曲
[MUSICIAN & STAFF]
【NHK新春スペシャルドラマ 『富士ファミリー』】
Strings:大先生室屋Strings
Flute & Recorder:羽鳥美紗紀
Guitar, Banjo & Ukulele:堤博明
Acoustic Bass:小山尚希
Drums & Percussion:髭白健
箏:喜羽美帆
Programming & Keyboards:阿南亮子
Recorded at aLIVE RECORDING STUDIO / Miracle Bus Studio
Mixed at Miracle Bus Studio
【NHKプレミアムドラマ『昨夜のカレー、明日のパン』】
Strings:大先生室屋 Strings
Solo Violin:大先生室屋
Flute, Piccolo & Recorder:羽鳥美紗紀
Clarinet:三木薫
Acoustic Guitar & Ukulele:堤博明
Drums & Percussion:北村望
Programming & Keyboards:阿南亮子
Recorded at LANDMARK STUDIO
Mixed at Miracle Bus Studio
音楽制作:ミラクル・バス
Recorded, ProTools Operated & Mixed by 相澤光紀(SIGN SOUND LLC)
Musicians Coordinate:杉山葉次(Witchcraft)
Score & Programming Support:日向萌
Mastered by 安藤義彦(ann’s sound)
Design:原惇子(studio mimizuku)
CD制作協力:上田広志・小村郁世・大久保歩美(NHK出版)
A&R:羽山治(IDEAL MUSIC LLC.)
木皿さんの作品は、やさしくて、あたたかくて、愛にあふれています。その偉大さに甘え、今日は個人的な感覚を自由に書いてみようと思います。
私は幼少の頃から、この世界が「無常」であることをどこかで感じとり、その事実をひどく恐れていました。中でも、「死」によって大切な人達を失うかもしれないという恐れは最大級のもので、その考えを追い払う為に、感覚を麻痺させたりもしました。しかし「無常」は正確に機能し、やがて絶望的な悲しみを経験します。「すべては時が解決してくれる」のかもしれません。ただ、今のところ自分には、それがうまくあてはまらないようです。木皿さんの作品はそんな痛みに対して「いてよし!」と寄り添ってくれます。
不思議なことに、痛みは受け入れる度に、そこに光がさし、ちょっとずつ優しくなれて、「生と死、過ぎ去るすべて」を超えた何かを感じてきます。そして、その何かこそが「永遠であると同時に今この瞬間である愛」なのではないかと信じています。
ここにある音楽が、少しでも、皆様の心に寄り添えますよう。
阿南亮子
阿南亮子 プロフィール
大分県立芸術文化短期大学音楽科卒業、同大学音楽専攻科修了。
ジャズピアノを板橋文夫、佐藤允彦の各氏に師事。
別府市立南小学校校歌作曲。
現在は映像作品の作曲/編曲を中心に活動。
映画『百瀬、こっちを向いて』、ドラマ『バッケンレコードを超えて』『孤独の密葬』『恋する文学』他、多数のCM映像音楽を担当。